おでんに必須!牛すじ肉の下ごしらえ方法

おでんに必須!牛すじ肉の下ごしらえ方法

おでんに牛すじを入れてみたい!と興味はあるけど
はじめて作るには、下ごしらえとか下処理しなくていいの?

以前、おでんで一度失敗してから牛すじは嫌な思い出しかないから・・・。

などなど
そうです!簡単そうで意外と難しいのがおでんに使う牛すじなんです。

目次

失敗の原因で一番多いのが、牛すじの下処理の失敗

牛すじは、牛が一番運動する部分ですから味が濃厚です。そして価格も比較的安価です。
プルプルにとろける牛すじは絶品ですよね。

しかし、その分臭みやよごれや血合い、異物(獣毛)などが付着している可能性があるため
そのまま使うことはまずNG
です。

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ですので、まずは、生の牛すじをスーパーなどで購入したら
おでんの煮込みをする前に
しっかり、牛すじのよごれなどを落とす下処理が大切です。

間違ってもそのまま食材に入れて煮込まないで下さいね。 

この最初の下処理をしっかりすることで
はじめて、おでんや料理に使える良質なダシが染み出てきます。

この時、煮込んだ牛すじのお湯も、色々な料理に使えますので捨てないでださいね。

牛すじの下ごしらえの方法

それでは牛すじの下ごしらえの方法です。

STEP
大きな鍋にたっぷりの水を入れ、火にかけ沸騰させて
チルドの牛すじを入れる

冷凍からだと汚れが落ちにくいので、冷凍の牛すじの場合は、解凍してからお湯に入れてください。

※牛すじの量と水の量は、どんな分量でも可能ですが、  牛すじに対して水の割合が多ければ多いほど、早くゆであがります。

STEP
最初に、牛すじの汚れなどを取るため5分程度ゆでる。

浮いてくるアクをこまめに取ることで、臭みが残らないようにします。

落し蓋や蓋はしない。
※臭みや汚れを飛ばすための工程だからです。

ふきこぼしなどは必要ありませんので、沸騰してあふれそうになったら火を弱めて沸騰をキープしてください。

※圧力鍋を使用する場合でも、先にこの工程を入れてから使用してください。

STEP
5分程度経ったら鍋のお湯を捨て、牛すじ肉を流水で洗い冷水でしめる。

流水で牛すじを確認しながら流水で洗い、残った汚れがあれば取り、粗熱を取り、しばらく冷水浸けて肉を締めて旨みを閉じ込める。

鍋もキレイに洗っておく。

STEP
一口大の大きさにカットする。

牛すじの筋目に対して垂直に包丁入れるとカットしやすいです。

STEP
2回目も鍋に水を入れ沸騰させてから、カットした牛すじを入れて1時間程度ゆでる。

※長ねぎの青い部分と生姜を一緒に入れると、よりスッキリした味やダシになります。

目安として1時間程度ですが、柔らかくなればOKです。

カットした方がいいのは、より柔らかくなるのが早いのと、ダシがしみ出しやすいからです。

ここでは、落し蓋や蓋をして弱火でゆっくりゆでていきます。

STEP
ある程度柔らかくなったら完成!

おでんでは、煮込み時間も考慮して、ある程度柔らかくなればOKです。

※赤身肉が多い和牛などはすぐに柔らかくなりますが、
腱すじが入っていたり、明らかに固そうな牛すじは時間がかかります。

牛すじは、柔らかくなり出してからは一気に柔らかくなり、その後すぐにぷるぷるになっていきます。
反対に柔らかくならないと不味い!と感じますので、しっかり柔らかくして食べるようにしましょう。

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まとめ

煮込んだ汁は、カレーなどに使えますのでぜひ使ってみてください。

また、小分けにして冷凍庫で保存しておけば、使いたい時にすぐに使うことができますし
このあとに、余った牛すじと煮汁を使って、牛すじ煮込みにしてもいいですね。
冷凍庫に保管しておけば、うどん、お好み焼き、焼きそば、ごはんのおかずや付け合わせなど色々な料理に使えますよ

牛すじは、下ごしらえが面倒ですが、その分、おでんには欠かせないアクセントになりますので
ぜひおでんに牛すじをチャレンジしてみてくださいね。

この記事を書いた人 

牛すじ専門店店長 KATO

情報業界から飲食業界、そして畜産業界に入って20年以上。肉牛生産から工場での製造加工と販売まで携わりながら、大手商社・メーカー、流通小売り、飲食チェーンから個人店までと幅広い業種と仕事をする。現在は、安心安全な牛すじ商品を提供すべく活動中。調理師免許保持。

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