牛すじ煮込み 味付けのコツ!

牛すじ煮込み 味付けのコツ!
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だいたい不味い牛すじ煮込みは味が薄いのが原因

今回は、牛すじ煮込みの味付けのコツを紹介します。

あなたはこんな経験ありませんか?

牛すじ煮込みの料理中、
煮汁で味を確かめながら調度いい味付けでこれはおいしい!と
完璧に仕上げても
出来上がって食べた時にはなんだか味が薄く感じたことを・・・。

実はなんかマズイ・・・。と思うような
牛すじ煮込みは、だいたい味がぼけていたり、
薄っぺらい味が原因でおいしくない感じになります。

外食メニューでもそうですが、
味にコクがなく、ただの濃味や逆に薄味だと
最初に食べたときに、おいしい!と思ってもらえません。

もちろん、家庭で食べるのであえて薄味という場合もあると思いますが
煮物をご飯のおかずや晩酌のおつまみにする場合は
ある程度味をしっかりつけて煮込んだ方がおいしいです。

しっかり味をつけて煮込むことでそれだけ味に深みも出ます。
※ただし煮込み料理全般だけの話ですが。

牛すじ煮込み味付けのコツは煮物の味付けと同じ

あなたは普段、牛すじ煮込みなどの料理を作る時
味付けをどのように決めていますか?

多分、ほとんどの方が煮汁で味付けを
決めてから煮込みと思います。
もちろん、私も料理人の方も煮汁で味を決めてから煮込んでいきます。

実は、牛すじ煮込みなどの煮物は、
煮汁が食材に味が染み込むのに時間がかかるため、
旨みやコクがかなり大事になり、その旨みがないと
おいしくなりません。

ですので、普段の焼き物や炒め物の味のつけ方とは、
変えなければいけません。
煮汁でかなり濃いな!と思うくらいの味付けにしてから煮込みことが
おいしい牛すじ煮込みを作り上げます。

では、どのように濃い味を付けていくか?ですが、
やはり最初に投入する出汁(牛すじの出汁含む)と
砂糖の投入量が牛すじ煮込みの味を決めてしまいます。

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牛すじ煮込みの味付けにコツ3つ

味付けのコツ1:ダシ(出汁)


コクや旨みを出すために必要なベースですので
しっかりとした出汁で煮込むこと。(※味の素でももちろん可です
そして、しっかりとした下処理された牛すじを使うことであれば問題ないと思います。

下処理がしっかりしていないと雑味がでてしまいますので、ダシの味が効かなくなります。

味付けのコツ2:砂糖

こちらも同じくコクや旨みそして濃い・薄いの味のベースを作る
調味料ですので、最初の投入でかなり、いや、かなり甘いな!! 
というくらいの砂糖を入れることがコツとなります。

仮に少ない量の砂糖しか入れないで煮込めば、
後でどんなに醤油や塩・砂糖をつぎ足しても薄っぺらでコクがない
ただの濃い味の牛すじ煮込みなってしまいます。

砂糖をあまり使いたくないという場合は、
その分出汁をたくさん入れましょう! また、砂糖のかわりに
「はちみつ」を使えばより自然な甘みになりますよ。

牛すじ煮込みを作るときは、
最初の出汁と砂糖までの投入量が味を決めて手になることを
覚えておき、その後、醤油などの調味料を入れ濃い味付けに。

味付けのコツ3:これ濃いな!!と思う味にしてから煮込む

そして最後に調味料をすべて入れて、味見する時は、
これはかなり濃いな!!と思う味にしてから、煮込んで下さい。
ここが秘訣です。

次回の牛すじ煮込み料理では、ぜひ砂糖と出汁の量を多めに入れて、
一度濃い味付けで煮込んで下さい。

一度濃い味での牛すじ煮込みの味がわかれば、料理するたびに、徐々に調味料の量を調節しながら
「あなたなりの牛すじ煮込みの味」が見つかると思います(^O^)/

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まとめ

田舎のおばあちゃんが作るみそ汁が濃い!笑

これは以前の日本ではよく聞く話でした。そうです、昔の日本は煮物文化でしたので、おばあちゃん達は煮物料理が上手でした。
現代は、洋風の料理や焼き物がメインになったことで、煮物を作ることが少なりました。

嫁入り前の料理修行で代々家の味を教える!なんて話も聞かれなくなりましたので、残念ながら今ではおばあちゃんの味は無くなってしまったかもしれません。しかし、間違いなく昔の日本のお母さんは煮物が大得意で美味しい煮物がたくさん作られていたんじゃないかと思います。

ぜひこの機会に、牛すじ煮込みという日本の文化の煮物料理に挑戦してみてくださいね(^-^)

この記事を書いた人 

牛すじ専門店店長 KATO

情報業界から飲食業界、そして畜産業界に入って20年以上。肉牛生産から工場での製造加工と販売まで携わりながら、大手商社・メーカー、流通小売り、飲食チェーンから個人店までと幅広い業種と仕事をする。現在は、安心安全な牛すじ商品を提供すべく活動中。調理師免許保持。

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